お医者さまとの結婚 Chapter:9
二年後を予定してお医者さまとの結婚を控えている育海です。
カップリングパーティーの一件も忘れかけた頃
結婚を前提にお付き合いしていること、そしてその結婚の相手として
私を紹介するためにお医者さまの彼の実家に向かいました。
「あ、見えてきたよ。そこが家。」
でかっ!いくら診療所を併設してるからと言っても
玄関に間違いなく家のリビングがはいっちゃうんじゃね!?ぐらい!
診療所の駐車場に車を停め「大丈夫、緊張しないで!」と。
いや、するわ!ってかするだろ!
お医者さまの彼のやや後ろを歩きながら、診療所の左側にある玄関へ。
「ただいま~」って言いながら扉を開く彼。
中からパタパタスリッパで小走りする音が聞こえ、
「おかえり~、あ!いらっしゃい!」と彼のお母さん。
あぁ、お医者さまの彼はお母さん似だったんだ!
「こんにちは、はじめまして育海です。」
お母さんはニコニコしながら「若いわね~、で、結婚するの?」って!
彼も「うん」って。え!ここで報告!?
お母さんに促されてリビングへと通される。あ~規格が家と違う!とか
思いながらソファに腰掛けると、すぐに逆の扉からお父さんが。
「こんにちは!お!思ったより若いお嬢さんじゃないか!」
想像していたよりずっと気さくなご両親でホッとした~w。
結婚の話は玄関で出ただけで、後は私のことや彼の幼い頃の話
お父さんが私が広報をやっている球団のファンだということ
他愛もない話で和やかに時は過ぎ、夕方そろそろ帰ろうか、となった。
帰り際お母さんから「結婚は自分たちのタイミングでね。」と言われ
たのがちょっと嬉しかった。〈つづく〉